MTMバイクブログ

四国の小さなバイク屋さんモーターテック・マツカワです。

メンテナンス

ペリカンジョグの復活

最近は何故か昭和のバイクばかり触ってるMTMマツカワです(汗

我が青春真っ盛りwの頃にイジクリ倒した往年の名車達ですが今となっては現存する純正パーツも少なくなりカスタムの基本である、まずは純正の新車の状態を維持する・・ってものままならなくなって来てます。
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今回は初期型ジョグ、通称ペリカンジョグと呼ばれる27V型ってやつです、なにやら若き頃の感動をもう一度って事でフリマで買った車体だそうで全体的に信頼性が怪しい・・・

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この初期型ジョグはまだ原付きに速度リミッター規制が無い時代でメーターも70キロ表示です、ちなみに原付一種(50cc未満)はヘルメットも被らなくて良かった時代ですね・・道路規制では30キロまでしか出せないのは今と同じですが(^^;

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そしてこちらのジョグの症状はエンジンがフケ無い走らない・・最初は点火系を疑ったのですが社外のエアクリーナーに謎のテープが巻かれていたので取っ払うと少しマシになりましたw、ノーマルキャブなので吸い過ぎを調節したんだろうけど・・、取り敢えず走るようになったのだけどチャンバー取り付けとハイスヒードプーリーを所望されたので持ってきたチャンバーだけ一旦取り付けてお渡ししました。

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数日して注文していたハイスピードプーリーや強化ベルトが入荷したので連絡したら、何日かは調子良かったのが突然また走らなくなったと・・、うーん確かに全く走らない・・15キロくらいしか出ない・・、何かおかしい所はと聞くと掃除してたらオイルポンプからのホースが抜けていたと!(汗

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もしかして軽い焼付きかもと思いヘッド剥ぐってシリンダーチェックしても比較的キレイで問題なさそう、プラグもむしろ濃いくらい黒かったけど・・そもそもオイルホースが抜けたまま走っていたらそこらじゅうオイルまみれに・・成ってない?って事は、もしかしてオイルポンプ死んでる??

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オイルホース先端から出てるオイルがなんとなくゼリー状っぽかったので針金さしてホジホジ・・(マテ、エンジン始動させたら一応2ストオイル出てきてるのでまぁ大丈夫かなと思い、取り敢えず入荷していたハイスピードプーリーと強化ベルトを取り付けて様子見・・

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そういやエアクリーナーつけてないままフカしたらどうなんだろ・・っとアクセルオン!、普通に吹けるやんけ(^^;、流石に吸いすぎてまともに走らないけどテーピングで吸気抵抗つけたら比較的普通に走るw、またエアクリーナーが悪さをしていたのか・・とそれ以上原因を追求するのをやめて(マテ、ヤフオクで純正エアクリーナーボックスを探す(絶版パーツや!

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数日後ポチった初期型ジョグ用の純正エアクリーナーを取り付けて完成・・・って思ったらキャブと合体しない??、何故じゃ・・

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全然キャブの向きが合ってないので一瞬インマニが違うのかと疑ったけど、どうも規制前ジョグはもっと角張ったエアクリーナーが付いていたようで調達し直しに(^^;

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新しく届いたエアクリーナーボックスは年代を感じるシロモノでしたが無事にボルトオンで取り付け完了、駆動系セッティングもそこそこ適当で、まずまずの走りをするので今回は此処で一旦終了(セッティングはは時間工賃との戦いだからね)となりました、それとサイドのカッティングも作ったよw

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やんちゃな時代を走り抜けた昭和のスクーターですがこれからだんだんレアなレトロバイクに成っていくのでしょうか・・、単純な空冷2サイクルでVベルト駆動のメカニズムはキャブレター吸気もあってメカ入門には最適なんだけど今の子達は複雑な4サイクルエンジンをインジェクションやECUを使ってイジって行かなければ成らないと思うと入門としてはハードルが高くて心折れるんじゃね?と思う今日このごろです・・

それではまた!(ネタは売るほどありますが・・w

GB250クラブマンいじり

1ヶ月ほど前にひょんな事からウチに来た GB250クラブマン(通称:部活男?)をMTMの代車兼自分の足にと少々整備をはじめました。
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年式は 1987年式のキャブレターがシングル負圧式に代わった2型だと思います、もう33年前のバイクで元々クラシカルな外観で発売されていましたが今となっては飽きの来ない良いデザインだと思います。

エンジンはDOHC250単気筒ながら30馬力と当時のパワー競争時代を生き抜いたバイクです、始動方式もキックじゃなくてセルなのでエンジンかけるものラクチンですw

ただウチで買い取った時点で走行距離は4万キロちょっと、早速試乗してみるとなんか真っ直ぐ走らない!?、直感でタイヤの硬化と偏摩耗、それとステムベアリングの摩耗を疑いましたがとりあえずパーツの追加購入の要らない順番で・・w
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フロントフォークのダンピングがかなり柔らかいのでフォークオイルのドレンボルトから試しに抜いてみると・・・おや?、ほとんど出てこない?って感じでしたが反対側(右側)は勢いよく抜けてきたので左側のフォークにオイルがほぼ入ってない状態でした(^^;、オイルシール漏れはまだ確認してませんがとりあえず左右とも適正値にオイルを入れてみたところ一般的なダンピングに成ったので試乗してみたらかなり直進安定性は改善してくれました!

それと10キロほど走っただけで手のひらの感覚が無くなるくらいの振動がハンドルに出ているので、まずは転がっていた(モンキー用?)ハンドルブレースをガチッ!とハンドルに取り付けたら振動が半分くらいに成りました。
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それだけではまだまだ振動がきついので何か無いかなと倉庫をあさっていたらカワサキのGPZ900Rのハンドルがゴロゴロあったのでその重めの純正ハンドルウェイトを取り外し・・ネジロックが異様に塗られててちょっと手こずったけどw
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汎用のアルミグリップエンドを取り付けるゴムのブッシュを使って取り付けてみたところ更にハンドルの振動が減りました!、ハンドルの振動よりブレーキレバーが「カタカタカタっ!」ブレるのが気になりだしたw、もうちょっと振動対策したいけど費用ゼロ円ではここまでか・・
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ちょうど原付きツーリングに誘われていたけど徳島の剣山まで行くという事なので50ccのスーパーカブではしんどいと思って自分だけクラブマンで付いていくことにしました(^^;、全行程はウチから240キロの距離でしたが振動は我慢出来るレベルでした、次は前後タイヤ交換してのインプレッションしますね。

GSXーR125にラジアルポンプマスターの取り付け

みなさんご無沙汰のMTMマツカワです、春らしくやっと少し暖かくなってきましたね。
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今回は今をときめく?GSX-R125にブレンボのラジアルポンプマスターの取り付けの紹介です、実は依頼されたがいいが参考になる記事が無かったのでここに記録しておきますね。

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ラジポンはレーシングじゃなくてブレーキスイッチが標準で付いているRCSタイプをチョイス(正規品なので税込みで5万以上しま・・)、GSX-R125は1キャリパーなので 14φで良いですね、ノーマルのマスターとラジポンの仮組みまではサクサク進みます。

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GSX-R125には昔からバイクに乗ってるオッサン連中には不評のABSが付いているのですがフロントホイールのセンサーにスペーサーを入れて効かなくしてました、しかしABSユニットはそのままなのでブレーキホースはどうかな?って思ってたら案の定いろいろ面倒な・・(^^;;、しかし予算的な事もあるのでいろいろクリアランスを確認しつつ純正のホースをフロントフォークの内側に回すって事で落ち着きました。

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そしてマスターのレバー調整のネジが少しだけメーターに当たるのでみんな大好きなw ホームセンターステーでハンドルストッパーを制作!、絶妙なクリアランスを確保することが出来ました。

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装着前から懸念されたマスタータンクは POSH の市販ステーとスクリーンを止めるビスを3mmくらい短いものに変えてギリギリクリア!、ステーとか作っても良いんだけど売ってるのが有るなら買ったほうが安上がりになります、そして全部組んでしまうと最初からボルトオン出来たかと思うほど違和感が無いんだけど違和感ないカスタムほど苦労してるんですよ(タブンw
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オーナーの鉄人西原さんに許可とってホームコース?でテスト走行!、ブレーキのタッチは絶妙で値段相応の良さを感じます、ただ玄人には良いですが原付きにブレンボのラジポンを入れるのはコストと相談せねば成りませぬw

あと排気量が125ccなので上りのコーナーはいくらアクセル開けてもタイヤが滑りそうにはないですが下りはその気にさせますね、強いて言えばステップを上に3センチほど上げたら自分好みになるなとは思いましたがオーナーは通勤、ツーリングがメインなのでこれはこれで正解かな

ということでぽつぽつバイク屋っぽいことしてますので、何かご用命あればご相談にのさせてくださいね(^^

GPZ900RにSSBバンパーの取り付け

8月も後半戦に入って今日(26日)くらいから夜半は涼しくなってきましたね、って事で久しぶりにブログ更新!
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ジムカーナでメインに乗られているMTMではお馴染みのOさんのGPZ900Rです、今回はSSBというジムカーナ界ではカリスマ的なサクタさんが制作されているバンパーガードの取り付けです。
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大量生産品で無いので少し個体差がありますので、ちょこっと調整しながら組み付けます、左前側は3mmほどスペーサを入れてエンジンに干渉しないようにし、左後ろ側は純正のスプロケットカバーとチェーンカバーでは接触するので人間フライス盤(通称サンダー・・・)で少しカットして付けました。
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実は右側のバンパー取り付けが問題だったのです・・・、最初は純正ノーマルのセンターカウルステーでは取り付けできないのかな?と思っていて作業中断していたのですが、よくよく見ると付属の取り付けボルトの長さを見る限りではカウルステーの加工無くてもそのまま付きそうってのに気がついて、取り付けの3箇所を馴染ませながらボルト止めしたらバチピタで付きました(^^;、また説明書ではサイドカバーの加工が必要と書かれていたと思いますが、少しだけ干渉しますが無加工で取り付け出来ました。

それとフロントフォークのオイル交換も依頼を請けましたのでフォーク取り外しにて交換、実はGPZ900Rにはフォークのドレンボルトが付いていますが完全には交換出来るものではないので少し工賃が上がりますがフォークを外しての作業になります、でも完全入れ替えと油面の高さもビタッ!っと決まるのでこの作業が正解ですね、ちなみにオイルは殆ど劣化していませんでしたが・・(汗
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と言うことで少しお待たせしましたが完成しました、風の噂では既に一度転倒させてバンパーの強度テストをしたそうですが(^^;、バンク角と強度を兼ね備えたよく考えられたパーツですね(^^

と言う事で夜は少し涼しくなってきたので溜まってるバイク整備進むかな・・・(汗

※最近メインでやってるミニ四駆屋は儲けていませんが盛況ですw

ゼファーのメーターギヤ

今日は暑かったですね、MTMマツカワです。

先日車検を受けたばっかりのゼファー1100RSのお客さんからメーターが動かなくなったと連絡があり、少し見た感じでは外観上でメーターワイヤーも切れていなかったのですが、スピードメータレシーバって言うメーターギヤを駆動する部品が怪しかったので交換することになりました。
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このレシーバって部品は特にカワサキ車だと注意して組み付けないと噛みこんでしまって破損する恐れがあります、取り外してみると案の定レシーバが傷んでいたんですが、原因は噛み込みでは無くメーターギヤのグリスが固着してしまいギヤが回らなくなってレシーバを押し広げるように穴がバカになっていました(^^;

長年この部分の痛みを見てきましたが走っていたバイク(実際には車検前1年位は乗ってなかったらしいけど)のメーターギヤが突然固着するとは・・・、固まったグリスをほじくりだしてガソリンとパーツクリーナーで洗浄して再度組み上げたら治りました(^^

ホンダとかだとメーターギヤがプラスチックで出来ていたりしてこうなると割れてしまうと思いますが、実質剛健の男カワサキの作りですかねw

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あとゼファーの写真とか撮るのに第3サティアン・・いやMTM土居倉庫の外も要らない物が一杯で写真の見栄えも悪いので、撮影セクションにとw 自販機の横を開拓しました、クソ暑かったけどとりあえず半分枯れてた木とか汗だくになりつつ撤去(^^;、この切り株をどうやって撤去しようか悩むけどバイト君に一肌脱いでもらうかな(^^;

といいつつ明日は雨だそうですがMTM撮影セクションは日の目を見るかな?(^^;